googled01e26dda09a627c.html

外国人材の退職理由と定着策|企業に必要な6つを紹介

外国人材の退職理由を理解し、定着率を向上させるためには、職場環境やコミュニケーション手法の見直し、相談窓口の設置が欠かせません。本記事では職場環境や文化差に起因する問題、および語学支援の不足など、外国人材が抱える退職理由を解説します。企業が持続可能な人材定着を実現するためのアプローチを紹介します。

▼関連記事▼
外国人採用受け入れ体制:社内整備の3つの工夫


1. 外国人材の退職理由

外国人材が日本の職場を退職する理由は、アンケート調査によると、「上司のマネジメント・指導に対する不満」が一番大きく、その他は「業務内容のミスマッチ」、「給料が安い、残業代が支払われない」、「職場の人間関係に対する不満」が上位となります。これらは、主に職場環境の問題や文化差によるストレス、コミニケション不足などが原因となっています。職場の雰囲気が外国人にとって排他的であったり、新入社員へのサポート(相談担当者の設置)が不足していたりすると、働きづらさを感じることが多いようです。

日本特有の上下関係や敬語の使用などは、海外の文化にはあまり存在しない概念です。このため、ぎこちないコミュニケーションが生じることが多くなります。また、日本の職場では「空気を読む」場面が多くありますが、外国人材にとって「空気を読む」ということは難しいと感じるようです。対策としては、業務指示を明確に伝えるように意識してみましょう。そうするだけで双方のストレスが軽減します。このように「特別なことをしなければならない」と構えるのではなく、「お互いを理解し、働きやすい環境をつくる」という視点で取り組むと不満は大幅に減少します。

2. 外国人材の定着率を上げるための職場環境改善

外国人材の定着率を向上させるためには、職場環境の改善が重要です。まず文化の違いによるコミュニケーションの壁を取り除く努力が必要です。また、多様な価値観を持つ社員がお互いに尊重し合える環境を整えることも大切です。さらに、働きやすい職場を提供することで、外国人材の満足度が向上し、長期的な定着が期待できます。

2.1. 職場環境・社内体制の構築

外国人材を受け入れる際には、職場環境、社内体制の構築が不可欠です。具体的には、以下3つが必要となります。前回の「外国人採用受け入れ体制:社内整備の3つの工夫」の記事内にそれぞれ詳細が記載してありますので参考にしてみてください。

【社内体制の構築3点】
(※リンクを押すと該当箇所のページに移動します。)

1.社内の合意形成(全社員が外国人採用に取り組む姿勢)

2.人事制度の整理を明文化・浸透させる

3.人事管理

【昇進機会の提供方法】

外国人材にも公平な昇進機会を提供することは、定着率向上につながります。まず、昇進に関する明確な基準を設け、その基準を全社員に周知することが必要です。次に、外国人材の成果や貢献度を正当に評価し、昇進の候補に含めることが大切です。さらに、キャリアパスの支援として、研修やスキルアップの機会を定期的に提供することも重要です。これにより、外国人材は自己成長とキャリアアップを実現できる環境が整備され、モチベーションの向上と長期的な定着が期待できます。

2.2. メンタリング等担当者配置の重要性

メンタリングは、外国人材が職場に適応しやすくなるための重要な手段です。まず、経験豊富な先輩社員がメンターとなり、新入社員に対して業務のサポートや相談にのる仕組みを整えることが求められます。これにより、外国人材は業務の進め方や職場の文化に早く慣れることができます。また、定期的なフィードバックを通じて、自分の成長を実感できる機会を設けることも大切です。このようなサポート体制が整うことで、不安やストレスが軽減され、仕事のやりがいを感じるようになり、結果として長期間働き続ける意欲が高まります。

2.3.多言語or優しい日本語のマニュアル・案内

外国人材が働きやすい環境を提供するためには、まず、多言語、もしくは優しい日本語のマニュアルや案内を整えることです。特に業務マニュアルと生活サポートガイドがあると受入側、外国人材どちらも双方に理解しやすく、安心して仕事に取り組むことができます。マニュアル作成の際には、簡単な日本語や英語を併記したり、図やイラストを活用すると良いでしょう。また、業務の内容を動画で説明するとさらに理解しやすくなります。

【多言語マニュアル・案内例】

1. 入社時の基本マニュアル

・会社概要・組織図(事業内容、経営理念、連絡先)
・就業規則(勤務時間、休憩時間、休日・有給休暇の取得方法)
・給与・福利厚生(給与支払い日、社会保険、健康診断、住宅手当など)
・服装規定(ユニフォームの着用義務、身だしなみの基準)
・緊急連絡先(災害時や事故発生時の対応)

2. 業務マニュアル

・業務内容の基本手順(仕事の流れ、使用する機器・ソフトの操作説明)
・安全管理(作業中の注意点、労災防止策、緊急時の対応)
・品質管理(業務の標準化、報告・連絡・相談のルール)
・よくあるトラブルと対処法(問題が発生したときの対応フロー)

3. 社内コミュニケーションマニュアル

・社内で使う基本フレーズ(メール・チャット・電話対応)
・日本のビジネスマナー(敬語、名刺交換、会議の進め方)
・報告・連絡・相談(ホウレンソウ)のルール
・上司・同僚との関係構築(文化の違いを尊重した関わり方)

4. 生活サポートガイド

・住居手続き(契約方法、退去時の手続き)
・銀行口座の開設方法
・健康保険・医療機関の利用方法
・交通機関の利用方法(電車・バスの乗り方、定期券の購入方法)
・日本の生活ルール(ゴミの分別、静かにする時間帯のマナー)

▼参考情報▼
九州地方の鹿児島県では鹿児島県警が留学生や就労で来日している外国人に対する交通安全教室を実施しています。実際に集まって自転車の乗り方や、交通ルール(自転車は左を走る、歩道を走らない、歩行者優先)を伝えています。鹿児島県以外にも多くの自治体で似たような活動をされている場合が多くあります。自社内で全て対応するのではなく、公共の情報を活用することも検討してみてください。

また、警察庁が多言語の交通ルール情報を提供していたり、法務省ではやさしい日本語での交通ルールパンフレットを作成しています。

参考:令和6年度 鹿児島市交通安全実施計画/鹿児島市
参考:外国人の方へ (For Foreigners Traffic Rules)交通ルール(Traffic Rules)/鹿児島県警

2.4. 異文化理解と効果的なコミュニケーション手法

効果的なコミュニケーション手法は、日常の生活やビジネスにおいて非常に重要です。まず会話の際には簡単な優しい日本語を使つように気を付けてみましょう。「外国人と話す時の優しい日本語の使い方について(話し方)」の記事にあるように、シンプルで分かりやすい具体的な言葉を選び、ゆっくりと丁寧に話すことで意思疎通がスムーズになります。

【具体的な言葉の例】

・「家からここ(職場)まで”どのくらい”かかりましたか?」…何時間くらい
・「日本で”どのくらい”働きたいですか?」…何年くらい
・「給料の希望額は”どのくらい”ですか?」…何円くらい

▼参考動画▼
わんじゃぱ/外国人を面接するときのポイント(音声が出ます!ショート動画)

そして、コミュニケーションの基本として、相手の意見をしっかりと聞くことが基本です。さらに自分の意見を明確に伝えるためには、主張を簡潔にまとめるスキルが求められます。その他には、非言語的な要素、例えば表情やジェスチャーも重要です。このような手法を活用することで、円滑なコミュニケーションが実現します。

また、異文化理解も大切になります。相手の文化を教えてもらう等、積極的に話しかけたり、相手の国について宗教的な注意点(食べられない食べ物等)など確認しておくと良いでしょう。

(例)イスラム教の文化(インドネシアの方の多くはイスラム教)

・1日5回の礼拝(お祈り)
→礼拝は数分で終わるため、礼拝できる会議室や小部屋等のスペースを設けたり、人によっては仕事中は礼拝せず、朝、晩まとめて自宅で行う方もいます。礼拝をどうするのか採用時に確認する必要があります。

・服装の配慮
→一部のイスラム教徒女性はヒジャブ(スカーフ)を着用します。服装規定がある場合、許可の必要があります。

・食事の制限
 →豚肉やアルコールは禁止されていて食さない場合があります。社内の飲食環境に配慮すると良いでしょう。

・ラマダンという断食の期間が1か月ある
 →日の出から日没まで飲食を断つ習慣があります。人によっては厳格に実行する方もいるため理解をしておきましょう。

2.5. 定期的なフィードバック・業績評価とキャリアパスの透明性

定期的なフィードバックは、業務の改善や個人の成長に欠かせない要素です。上司から部下へのフィードバックは、具体的でポジティブな内容が望ましいです。これにより、本人のモチベーションが高まり、より良い成果を出すことができます。

業務評価

また、評価基準が明確であることにより、不平や不満が減少します。具体的な目標を設定し、その達成度を評価基準にします。これにより、誰がどのように評価されるかが明確になります。また、評価プロセスも公正に行われるべきです。すべての従業員が同じ基準で評価されることで、不満が減少します。

キャリアパスと昇進機会

明確なキャリアパスを設計することは、社員のモチベーションを高めるために重要です。まず、各職種における昇進の道筋を具体的に示します。この過程で、必要なスキルや経験を明確にすることで、社員は自分がどのような努力をすれば昇進できるのか理解できます。

キャリアパスの設計において、上司とのコミュニケーションも欠かせません。定期的なキャリア相談を設けることで、社員は自身の成長についてフィードバックを受け取ることができます。これにより、自分のキャリア目標と企業の期待値が一致するようになります。

また、研修やスキル向上の機会を提供することも重要です。社員は新しい知識や技術を習得することで、自信を持って次のステップに進むことができます。このようにして、社員の成長と企業の発展が同時に進んでいくのです。

フィードバック

評価結果をフィードバックとして提供します。従業員は自分の強みと弱みを理解できます。これにより、自己改善が促進され、次回の評価基準に向けての目標設定も容易になります。入社時はこまめに話す機会を設け、こまめにフィードバックの時間を取ることが難しい場合でも最低半年に1回は業務評価・フィードバックの時間を取りましょう。

2.6. 語学支援の充実

外国人材への語学支援としては、定期的な語学研修やオンライン学習プラットフォームの提供が有効です。語学力が向上することで社内でのコミニケションが取りやすくなり効率があがります。

また、社内で研修を提供できない場合でも、語学試験の受験料補助や、語学学校の費用負担も外国人材はサポートされていると感じ、効果的です。従業員が自由に学べる環境を整えることで、自信を持って仕事に取り組むことができます。

参考までに、私たち株式会社One Terrace(ワンテラス)では、採用後、仕事で活かせる日本語能力向上に特化したオンラインの日本語授業「ONE JAPANESE」も提供しているため福利厚生として外部に日本語教育を委託するということもできます。

まとめ

今回は外国人材について、6つの定着案を紹介してきました。今回ご紹介した定着案は、1回で終わりにするのではなく定期的な職場環境の見直しが必要になります。職場環境の見直しは従業員が快適に働ける環境を維持する上で重要です。可能であれば日本人、外国人材関わらず社員にアンケートを実施し、従業員の意見を反映させることが大切です。働きやすい環境は、従業員の満足度を高め、長期的な定着につながるでしょう。常に改善を続ける姿勢が、職場環境の質を高める鍵です。

また、私たち株式会社One Terrace(ワンテラス)は「チョクトリ」といった、海外から優秀な人材を採用する企業の採用支援、定着に向けた支援、活躍するための組織づくり支援などを通じて、企業の採用力や育成力の向上に知見を深めてきました。

本記事が言葉や文化の異なる人材をどのように採用し育成すべきかを考えるうえでの一助となれば幸いです。また、この他にも優秀な外国人材を採用するノウハウを持っているため今後も記事化していく予定です。

外国人材のご提案の際には、入社時に何をすればよいのかをさらに詳しく提案させていただくためご興味のある方はぜひお問合せ下さい。

チョクトリとは

チョクトリとは

keyboard_arrow_rightチョクトリの強み
keyboard_arrow_rightサポート体制
keyboard_arrow_right紹介可能な職種
keyboard_arrow_right入社までの流れ

日本語教育

keyboard_arrow_right特徴
keyboard_arrow_right導入までの流れ

なぜ外国人エンジニアなのか

なぜ外国人エンジニアなのか

keyboard_arrow_rightミャンマー
keyboard_arrow_rightベトナム
keyboard_arrow_right韓国
keyboard_arrow_right台湾
keyboard_arrow_rightインド

各国情報

keyboard_arrow_rightミャンマー
keyboard_arrow_rightベトナム
keyboard_arrow_right韓国
keyboard_arrow_right台湾
keyboard_arrow_rightインド
お客様の声よくある質問お役立ち情報

チョクトリの発信

チョクトリの発信

keyboard_arrow_rightウェビナー
keyboard_arrow_rightお知らせ