バングラデシュの人口や時差、基礎知識を5分で理解!
バングラデシュはインドとミャンマーに挟まれた南アジアに位置し、約1億7,000万人もの人口を抱える活気あふれる国です。本記事では、バングラデシュの地理や首都、気候、人口構成とその特徴、日本との時差やビジネス連絡時の注意点、さらに言語や宗教、文化の基礎知識まで、5分で理解できるようまとめました。
1. バングラデシュの基本情報

バングラデシュは南アジアに位置し、独自の地理や気候、若者が多い等、以下の特徴を持つ国です。
バングラデシュの特徴
・南アジアの主要国で、人口が非常に多い(1億7,119万人※2022年、世界銀行)
・国土面積は日本の約4割ほどの大きさとなり日本より小さい(14万7千平方キロメートル※バングラデシュ政府)
・日本との時差は3時間(日本の方が3時間早い)
・気候は熱帯モンスーンで乾季(11月~2月頃)と雨季(6月~10月頃)の2つの季節に分かれる
・経済や物流の要衝で国際交流も活発。繊維・アパレル産業(縫製業)が盛ん
・都市化が進行し、若年層が多い
▼参考情報▼
バングラデシュ人民共和国/外務省
1.1. 南アジアに位置する国

バングラデシュは南アジアの一角に位置する国で首都はダッカとなります。インドとミャンマーに囲まれ、東南アジアにも近接するため、多様な文化や歴史の影響を受けてきました。この地理的な特徴から、南アジアの経済や物流においても重要な役割を果たしています。国の南側はベンガル湾に面しており、豊かな水資源と港湾を有しています。この立地条件が、農業や漁業をはじめとした産業構造に影響を与えています。
1.2. 気候は熱帯モンスーン
バングラデシュの気候は熱帯モンスーン気候に分類されます。年間を通じて高温多湿で、雨季と乾季がはっきり分かれています。特に雨季には大雨や洪水が発生しやすい傾向があります。
季節 | 特徴 |
|---|---|
雨季 | 6月~10月、豪雨・洪水が発生しやすい |
乾季 | 11月~5月、温暖で比較的過ごしやすい |
年間気温 | 年間平均25~30度、高温多湿 |
1.3. 国土面積は小さいが人口密度が高い

バングラデシュは国土面積が比較的小さい一方、人口が1億7,119万人と非常に多いことで知られています。具体的なイメージでいうと日本の国土の4割ほどの小ささにも関わらず、日本の1.3倍以上の人口という状況で、人口増加のペースも速く、今後数十年でさらに拡大が見込まれています。世界有数の人口密度で常にトップ10以内を誇る上に、若年層の割合が高く、労働力の豊富さが特徴です。一方で、限られた土地で多くの人々が生活しているため、都市部の混雑や社会インフラの整備状況にも独自の課題があります。
特徴 | 内容 |
|---|---|
人口密度 | 世界でもトップクラス |
社会インフラへの影響 | 交通・住宅・公共サービスに大きな負担がかかっている |
都市部の課題 | 住宅不足、交通渋滞、環境汚染などが深刻化 |
2. 言語と宗教、文化的特徴

2.1. 公用語はベンガル語
バングラデシュの公用語はベンガル語で識字率は77.7%(2022年、バングラデシュ統計局)とされています。。このベンガル語は国民の90%以上が日常的に使う母語であり、教育やビジネス、行政の場でも広く利用されています。英語もビジネスや高等教育では補助的に使われていますが、普段のコミュニケーションはベンガル語が中心となっています。ただし、一説によると大学で学んでいるバングラデシュの学生は日本人よりも英語ができる傾向にあるとも言われています。
・ベンガル語はインド・ヨーロッパ語族に属し、南アジアでは最も話者数が多い言語の一つ
・英語の読み書きができる人も多く、都市部ほど英語力が高い傾向
・ビジネス上のやり取りや書類には英語も多用される
2.2. イスラム教が主流
バングラデシュではイスラム教が主な宗教です。人口の約90%がイスラム教徒で、日常生活や祝祭日、食文化にもイスラムの影響が色濃く反映されています。モスクが街中に点在し、ラマダン(断食月)など宗教行事も重要な位置を占めています。他にもヒンドゥー教や仏教、キリスト教の信者も存在しますが、国全体の文化や価値観はイスラム教が基盤となっています。
・祝日や休日はイスラム暦に基づき変動することがある
・飲食や服装、ビジネスマナーにも宗教的な配慮が必要
・イスラム教徒91%、その他(ヒンズー教徒、仏教徒、キリスト教徒)9%(2022年※バングラデシュ統計局)
2.3. 多様な民族文化
バングラデシュは多民族国家で、ベンガル人が大多数を占めますが、国内には様々な少数民族も暮らしています。各民族ごとに独自の言語や伝統、衣装、住居様式を持ち、多様な文化が共存しています。農村部と都市部でも生活様式が異なり、伝統的な価値観と現代的な文化が共存しています。こうした多様性は、バングラデシュの魅力のひとつです。
民族 | 主な分布地域 | 特徴 |
|---|---|---|
ベンガル人 | 全国 | 人口の約98%、ベンガル語を母語とする |
チャクマ族など少数民族 | チッタゴン丘陵地帯など(ミャンマー国境沿い) | 独自の言語・仏教徒系の伝統文化を持つ |
都市部・農村部 | 全国 | 都心は現代的、農村部は伝統色が強い |
2.4. 料理はスパイシー

バングラデシュの料理はスパイシーな味付けが特徴です。米と魚を主食とし、カレーやダル(豆のスープ)、ビリヤニが多く食べられています。食文化もイスラム教の影響を受けており、豚肉はほとんど食べられずお酒が飲める場所も限られています。
料理の特徴
・主食は米、魚、野菜、豆類
・香辛料やハーブを多用し、辛味が強い料理が多い
・イスラム教の戒律により豚肉の利用はほぼ皆無、牛肉や鶏肉が一般的
3. バングラデシュ人の性格・親日家

3.1. フレンドリーな人が多い
バングラデシュ人の性格は、多くの人がとてもフレンドリーで社交的と言われています。また人間関係を大切にするという特徴があります。初対面でも打ち解けようとする傾向があります。バングラデシュの人たちは海外への出稼ぎに出ていた人が多く多分化を理解する傾向にあるようです。また、家族を大切にする場合が多く、年長者や上司に対して敬意を払う文化もあります。イスラム教徒が多いことから個人主義よりも集団主義が強いと言われており、その点では日本との親和性も高い傾向にあります。
3.2.親日家が多い
バングラデシュは歴史的にパキスタンからの独立をする際に、日本は世界の中で早く独立を承認(1972年2月10日にバングラデシュを国家承認)したことからバングラデシュの人々にとっては”日本は独立を認めてくれた国”との好印象を持つ人が多くいます。また、日本からのODA(政府開発援助)も盛んで、長年にわたり道路や橋、電力などのインフラ整備を支援し、経済の発展を促してきました。その他にも商社やIT、アパレル産業を中心に多くの日本企業がバングラデシュに進出しており、国内での日本の印象が良い傾向にあります。

また、親日の部分での補足情報として、バングラデシュの国旗が日本の国旗と似ているのは日本の国旗を参考にしたからと言われています。独立戦争後の初代大統領シェイク・ムジブル・ラフマンが国旗を決める際に日本の発展を目標に自国もそうなりたいとの願いから日本の国旗を参考にしたようです。
親日家が多い理由
・バングラデシュの国家承認を日本が行ったことで印象が良い
・ODAでの援助によりインフラ整備を行っているため親日家が多い
・日本企業の進出で雇用が生まれている
▼参考情報▼
・投資環境に課題残すも、進出日系企業7割以上が事業拡大(バングラデシュ)/JETRO
・在バングラデシュ日系企業一覧 /JBCCI編集(出典:ジェトロ/ダッカ事務所)
まとめ
バングラデシュは南アジアに位置し、人口約1億7000万人と高い人口密度を誇る国です。首都ダッカを中心に都市化が進み、若年層が多く労働人口が多いのが特徴です。親日家も多く日系企業も多く進出していることから今後も日本との関わりは多くなると言えます。
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